GAFU -gallery & space-

キャンバス工場跡地にできた地域交流の場

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さいたま市 南区 /「JR武蔵浦和駅」から徒歩10分

話を聞いたひと
大熊 あゆ美

地域の方の「やりたい」を実現できる場として使ってほしい
そう話してくださったのは、レンタルスペース「GAFU -gallery & space-」オーナー 船岡さんです。

ーここはどんなスペースですか

2023年1月28日に南区別所にオープンした築70年のキャンバス工場跡地をリノベーションしたレンタルスペースです。2階は工場をそのまま残しているのですが、1階部分をスペースとして活用しています。元々、1階は倉庫兼事務所として貸していたのですが、テナントとして空いたので、リノベーションに踏み切ることにしました。
ここでは、パーティスペースやキッチンスペースを使って、ワークショップやお誕生日会、絵本の読み聞かせなど、色んな使い方が可能です。キッチンスペースで、食べ物を作ることは難しいのですが、飲み物やお菓子販売をしながら、カフェとして使っていただいても大丈夫です。この前は、デンマークのお菓子やパンを販売いただいた方もいましたね。
また、最近は主催者の方と一緒に企画をして、ワークショップを実施することもあります。主催者の方のやりたいを一緒に考えて実現できるのはとても嬉しいです。
普通、貸しスペースですと大人数でシャアできないこともあると思うのですが、ここは99㎡(30坪)の広さがあり、20名など大人数で利用いただけるため、みんなで費用もシェアいただいて大丈夫です。そう考えると結構コストパフォーマンスはいいかなとは思います。駐輪場と駐車場もありますよ。

ーオープンするきっかけや想いを教えて下さい

元々は、5~6年前に小中学校の同級生と集まったときに、「後々このテナントが空いたら、地域の交流の場として提供できるといいよね」という会話をしていたのがきっかけです。同級性の中には、画家さんや幼稚園の先生、高校の先生、ヨガの先生、手芸の先生と色んな職業の方がいるのですが「こういったスペースを借りると結構お金かかるんだよね・・」という話も聞いていて。なので、みんなのためにも思い切って作ることにしました。スペースを作る際は、同級生からのアドバイスもいただき、子どもたちが裸足で遊べるよう小上がりのスペースを作ることにしました。

また、このスペースを作ることになった想いとしては、もう1つあって。
義理の父のキャンバス工場もいずれは壊すことになると思うのですが、別所にキャンバス工場があったことを伝えられる機会にもなるなと思ったんです。天井が舟形になっているのは、2階のキャンバス工場でキャンバスを何段も吊るすときに床につかないのような造りになっているからなのですが、こういったところもキャンバス工場跡地ならではですしね。

でも、実は当時、リノベーションしたい旨を義理の父や主人に話をした際、新しいことをやること自体に否定をされてしまって・・・ただ、屈せず作り始めてしまいました笑。娘ともこのスペースの話ができるようになったので、屈せずできたのは娘の存在も大きいですね。

このスペースを作るにあたっての費用の調整は大変でしたけどね。補助金も申請せずにやったので、なるべく費用は安く抑えようと建築学生にも依頼しました。様々なことに気をまわさないといけないので、とても苦労はしましたが、色んな方のご協力のお陰でなんとか形にすることができました。机やドアは、ときがわ町で工房をやっている方とのご縁で作ってくれて、すごく気に入っているんです。

ーどんな方に使っていただきたいですか

気軽に地域の方に使っていただきたいです。例えば、趣味にまつわることでもいいですし、お取り寄せをしてみんなで試食し合うといった本当に気軽な感じがいいですね。プロの方というよりも、地域の主婦の方や学生さんが仲間と一緒にちょっとやってみたいという想いを実現できる場として利用いただけると嬉しいです。時間貸しだと、時間を少しでもオーバーしたら費用が発生してしまうケースが多いと思うのですが、イベントが盛り上がっているのに、ここまでと時間で区切ってしまうのは難しいですよね・・このスペースではそんなきちきちした感じではなく、ちょっと時間の幅を持たせてなるべく主催者の方が使いやすいようには配慮しています。
ただ様々な方がいらっしゃるので、利用いただく際は、ちゃんとお話をさせていただいた上で、この方なら大丈夫だなという方にお貸しするようにしています。今は利用いただく方からの口コミで広げていただいていますので、安心ではありますね。

ー今後のビジョンや夢はありますか

この地域は教育に力をいれているご家庭が多いと思うので、英語系のリトミック教室がやれないかなと考えています。また、何かをやりたいという地域の方の新しい挑戦の場所になってほしいなと思っているので、そういう方を発掘していきたいです。今後、製造許可がとれたら、料理教室なども提案できるかなと思いますし、お子さんがいらっしゃっても、料理教室をしながら、奥のスペースで遊べますしね。
夜は仕事の帰りでスペースの前を通る人も多いので、夜に何かをやる提案もできるといいなと考えていますが、まだ模索中です。

ー「トビラ」に期待すること

お店ではなく、人物に焦点をあてているのでとても参考になります。ぜひ、そのスタンスで続けていただきたいです。私自身とても、記事のアップを楽しみにしています。

ー利用してくださる人へのメッセージをお願いします

一度、見学に来ていただき気に入っていただけたら、トライアル料金もご案内できます。「やりたいけど、私なんか・・・」と思っている方もいらっしゃるのですが、気軽に使ってもらえるように考えていますので、ご相談をいただければと思います。お待ちしております!


GAFU -gallery & space-

〒336-0021 さいたま市南区別所3-21-4
平日月曜~金曜 17時30分以降、土日祝 時間調整可(要ご相談)
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レンタル費用や利用時間など、詳細はインスタグラムのメッセージからお願いします。

掲載スペースに関するお問い合わせはこちらから!

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