クラシカルスタジオカルーソ

音の響きにこだわった空間

クラシカルスタジオ　カルーソ

川口市里 /「埼玉高速鉄道(南北線) 新井宿駅」より徒歩10分　駐車場6台（川口市立医療センター駐車可（有料））

話を聞いたひと
大熊あゆ美

利用いただく方の想いを配慮して、音や利便性にこだわったスタジオなので多くの方にご利用いただきたい
そう話してくださったのは、川口市里のクラシカルスタジオ　カルーソ　オーナーペンネーム廣彰（ひろあき）さんです。

ーここはどんなスペースですか

クラシック音楽を中心に、音楽を楽しみながら豊かな響きを大切にした貸しスタジオです。
スタジオの広さは10m×10mあり、座席数は最大約200席、天井の高さは約6ｍあります。東京だと、天井が低かったり、着替え室がなかったりと十分な施設ではないところが多いのですが、うちのスタジオは、ステージと観客席だけでなく、受付や楽屋、トイレ、MTGスペース、ピアノがある練習室まで完備しており、利便性にも配慮しています。さらに段差の無いバリアフリー設計となっておりますので、車椅子の方でも安心していらっしゃいます。さらにステージ上にあるヤマハのピアノは世界に3台しかないと言われている貴重なピアノで、プロの方が引かれると「全然音が違う！」と驚かれています。2階にものぼることができ、演奏会を開催中に2階から撮影いただく方もいらっしゃいます。

うちのスタジオは、特に音の響きにこだわっていて、豊かに音が響くようにプロのテノール歌手の先生と天井や壁などの設計など一緒に考えて建てました。観客がいらっしゃらないときは、音が響きすぎてしまうのですが、スタジオが観客で埋まると、ちょうどいい感じの響きになるんです。「自分のところに帰ってくる響きが良い」とプロの方にもとても喜んでいただいています。

今は、ピアノの発表会やプロの方のクラシックコンサートなどの利用が多いのですが、川口市の方だけでなく、全国各地からお越しいただいています。このスタジオで生計を立てるというよりも、より多くの方に利用いただきたく趣味として始めたものですが、一度利用いただくと、次も利用したいとリピートいただいたり、お知り合いの方を紹介いただいたりと、少しずつ口コミなどで広げている状況です。
利用料金としては、ピアノの利用なども込みで、9:00～12:00が15,000円（税抜）、13：00～17：00が30,000円（税抜）としておりますが、多くの方に利用いただきたいので、ご相談いただければと思います。

ーオープンするきっかけや想いを教えて下さい

元々、私は印刷会社の社長をしており、スタジオの場所には印刷工場があったんです。当時は、様々な企業のテレフォンカードなどの印刷を行っておりました。
若いときはクラシックの音楽家になりたくて目指していたのですが、なかなか日本のクラシックの社会は厳しくて・・・諦めてしまったのですが、自分で仕事をして余裕がでてきたら、いつか音楽に関わることをやりたいと思っていました。印刷の会社を辞めるのはとても大変でしたが、工場は加須に移したりとなんとか折り合いがつき、ようやく11年前にスタジオをオープンすることができたんです。

ちなみに、「カルーソ」という名前は、大好きなオペラ史上最も有名なテノール歌手の一人「エンリコ・カルーソー」の名前から由来しています。