相談の敷居を下げてひとりひとりのお客様と丁寧に向き合いたい“司法書士事務所相続・家族信託の窓口” 林祐司さん

私たちだからこそできる提案を
ひとりでも多くのお客様の安心のために

さいたま市浦和区 /「JR浦和駅」徒歩10分

話を聞いたひと
大熊あゆ美

━ 何を専門に活動されていますか？

相続専門の司法書士事務所を経営しています。普通、司法書士事務所というと、不動産の登記、会社の設立の商業登記といったところが主なのですが、うちの事務所は相続とか認知症対策の家族信託、遺言書作成の仕事をメインにやっています。

また、Youtubeで司法書士の勉強法などを伝えています。公式LINEで質問などを受け付けているのですが、その中で、個別に勉強法を教えてほしいという声をいただいたので、今はオンラインで資格取得に向けた指導も行っています。結構、勉強方法に悩んでいる方って多いんですよね。予備校は、全体学習なので、司法書士に特化した指導は少ないんです。

━ 活動をはじめたきっかけや経緯はなんですか？

一番はじめに勤めた事務所が、いわゆる司法書士事務所というような事務所で、そこで全くやりがいを感じられなくて・・お客様と一回しか会わないし、ただ単に書類作成～管理の繰り返しだったので、やりがいを感じられなかったんですよね。
ただ、相続の仕事もやっていたのですが、そこだけはやりがいを感じられました。相続に関する問合せも多く、やっぱり困っている人が多いのだなと感じていたので、だったら、そういう専門の事務所をつくりたいなと思いました。

そもそも司法書士を目指そうと思ったのは、2つ理由があります。
1つは、自分は全く学歴がなかったので、何か本気で勉強したいとはずっと考えていて、なんとなく弁護士ってかっこいいな～とは思っていたのですが、弁護士だと英語も試験に出るので、ちょっときついたなと・・・そこで、色々と資格の本で探していたら、司法書士なら目指せるかも！ということで、司法書士になることに決めました。
若いときは、大工やとび職のような職人系の仕事をやっていたのですが、仕事は、本当に辛くて、まだ20代のときはよかったのですが、30、40歳になったときに、体力もなくなって、正直やりがいもなかったんです。
司法書士になろうと思ったもう1つの理由は、以前、家族で深刻な法律問題が起きた背景にあります。自分が家族の付き添いで法律相談に行ったのですが、なかなか敷居が高いし、親身になってくれる事務所が少ないなと感じていました。
お客様目線からすると、事務所を探すって負荷がかかるものなんですよね。今でこそ、HPやYoutubeがあるが、当時そういうのは全くなくて・・。弁護士事務所のHPというとかっちりしていて、敷居が高いし、弁護士の顔すら載っていないHPも結構多かったんです。
前の事務所もそうだったので、自分が立ち上げるなら、敷居が低い事務所にしたいなと思いました。

━ 独立してみて感じられたことはどんなことですか？

元々、独立しようと思ったのは、「やりがい」を感じられて、自分の名前と責任で仕事がしたい、自分のやりたいようにやりたいという想いが強かったためです。今は、そのやりがいを感じられています。

やりがいを感じる瞬間って、人によって違うと思うんですけど、例えば、書類を早く作って仕事が早くまわることに、やりがいを感じる人もいると思うけど、自分はあまりそういったことが得意ではなくて。
やっぱり、丁寧な仕事をして、お客様に感謝されるということが、一番のやりがいだなと感じます。

それに、税や相続対策に関しては、誰に頼むかによって、お客様の利便性、ゴール、費用面って決まってしまうところがあるんです。
結局どういう対策とるかって、提案する人の色が出るので、ゴールが変わってくるんです。さらに、ひとりひとりのお客様に真剣に向き合って、最適な提案をしてくれる事務所って結構少ないと思っていて、司法書士なら法務面だけの対応が多いけど、お客様にとってはトータルのサポートをしてほしいと思っているので、ワンストップでやるということを大事にした事務所にしたいなと考えていました。

ちなみに、浦和に事務所を置いたのは、元々、越谷出身だったので、埼玉でというのは決めておりまして、その中で、富裕層や高齢者の方が多い場所の方が、相続のニーズが高いのではと思って、浦和にしました。